第25回日本福音功労賞に阿部志郎、下稲葉康之、横田武幸の3氏  2019年11月21日

 日本福音振興会(村上宣道会長)は2019年度の「日本福音功労賞」に、阿部志郎(横須賀基督教社会館会長)、下稲葉康之(栄光病院名誉ホスピス長)、横田武幸(日本イエス・キリスト教団福岡教会名誉牧師)の3氏=写真前列左から=を選定し、11月11日、お茶の水クリスチャンセンター(東京都千代田区)で顕彰式を行った。顕彰者の関係者ら約90人が集まった。

 今回で25回目を数える同賞は、「日本の福音宣教に長年にわたり貢献したこと」「日本の教会に教派を超えて貢献したこと」「日本の福音宣教の専門分野で貢献したこと」「役員全員の一致により推薦できること」を基準として、その功績を顕彰するもの。

 村上氏はそれぞれの顕彰理由として、「横須賀基督教社会館を通して、社会福祉事業の現場においてキリスト教精神を証し、社会福祉事業、社会福祉学の支柱的存在としての活躍」(阿部氏)、「長年にわたって末期医療(ホスピス)の現場にたずさわり、牧師として福音宣教に従事」(下稲葉氏)、「九州地区における超教派宣教活動を導き、さらに韓国教会と連携して牧会者の養成に努めてきたこと」(横田氏)を挙げた。

 受賞にあたり阿部氏は、福祉の道に歩むきっかけとなった井深八重との出会いについて紹介し、「今まで歩んでこられたのは教会につながっていたから。これからも主のためにお役に立てれば」とあいさつ。下稲葉氏も、「すべての患者さんの生き様、死に様は生ける教科書。余生許される限り、イエス様に仕え、患者さんに仕えていきたい」と語り、続いて妻・千代子さんと登壇した横田氏は、「開拓伝道は主の働きであるから、いつも主がその中にいて奇跡を行ってくださる。イエス様の名が崇められるなら、私の愚かさも役に立つ」と述べた。

 阿部志郎(あべ・しろう)=1926年東京生まれる。明治学院専門学校在学中、兵役に従事。敗戦後、東京商科大学(現・一橋大学)に進学、社会福祉への道を選び、米国ユニオン神学校に留学。57年から社会福祉法人横須賀基督教社会館に勤務し、館長を務める。神奈川県立保健福祉大学名誉学長、日本社会事業大学、青山学院大学名誉博士。日本社会福祉学会会長、キリスト教社会福祉学会会長、日本キリスト教社会事業同盟理事長、東京女子大学理事長などを歴任。第35回キリスト教功労者顕彰(日本キリスト教文化協会主催)を受賞。著書に『福祉の哲学』『愛し愛されて』『信念に生きる』など。

 下稲葉康之(しもいなば・やすゆき)=1938年鹿児島県生まれ。九州大学卒業後、同大学医学部第二内科入局。67年、医療法人古森病院に勤務しつつ、福岡市東区で開拓伝道に従事し、香住丘キリスト福音教会を創設。福岡県糟屋郡志免町の亀山病院(現・社会医療法人栄光会栄光病院)で末期医療(ホスピス)を担当して以来、ホスピス緩和ケアに従事。著書に『幸福な死を迎えたい』、共著に『癒し癒されて』など。

 横田武幸(よこた・たけゆき)=1934年神奈川県生まれ。関西聖書神学校を卒業後、福岡と九州での開拓伝道を経て、日本イエス・キリスト教団福岡教会を設立。93~97年、同教団委員長。韓国・釜山水営教会の元老牧師チョン・ビルド氏とは30年来の親交があり、そこから生まれた牧会者セミナー(G&Gセミナー)は多くの牧会者に用いられてきた。著書に『力の源泉』、編著『チョン・ビルド 実践牧会編』など。

(クリスチャンプレスと共同取材)

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