NY聖ヨハネ大聖堂でユニークな指導したジェームズ・モートン司祭死去 2020年1月21日

 ニューヨーク・マンハッタンの米聖公会聖ヨハネ大聖堂で25年間にわたりユニークな指導を展開したジェームズ・パークス・モートン元司祭が1月4日、ニューヨーク市内の自宅で亡くなった。89歳だった。アルツハイマー病を患っていたという。現地邦字紙ニューヨーク・デイリー・サンが8日、ニューヨーク・タイムズ紙の報道を紹介した。

 モートン司祭は1972年、首席司祭に就任。当時、ニューヨーク市は財政破綻状態にあり、さまざまな社会問題に直面していた。モートン司祭は大聖堂の敷地内にホームレス用シェルターを開設、ハーレムにある廃ビルを住宅用に改築する運動も始めた。聖フランシスコの祝日に動物礼拝も始めた。礼拝にはペットの犬や猫、鳥などの他、サーカス団が飼育するゾウや、約4メートルのイチョウの木が持ち込まれたこともある。

 ダライ・ラマ14世など他宗教の指導者を招き、早くから女性や同性愛者が説教壇に立つことを認めた。ミサに賛美歌以外の音楽やダンスも取り入れた。

 96年に首席司祭を引退。非営利団体「インターフェイス・センター・オブ・ニューヨーク」を設立、多様な宗教の相互理解に努めた。

 葬儀は11日午後6時から同大聖堂で執り行われた。(CJC)

聖ヨハネ大聖堂の公式ツイッター(@StJohnDivineNYC)より

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