【東京・延期】立教大学レクチャーコンサート「ザムエル・シャイト『カンツィオネス・サクレCantiones sacrae』をめぐって『ドイツオルガン音楽の父』の声楽作品(仮題)」

立教大学キリスト教学研究科 主催
立教大学教会音楽研究所 共催

2月29日(土)後3時~5時、立教大学池袋キャンパス 立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋チャペル)。講師=米沢陽子(立教大学大学院キリスト教学研究科特任教授)、大角欣矢(東京芸術大学音楽学部楽理科教授)。演奏=サリクス・カンマーコア。第1部レクチャー、第2部コンサート。申込不要、無料。℡03-3985-4779(キリスト教学研究科教育研究コーディネーター・依田)。

 ザムエル・シャイトSamuel Scheidt(1587-1654)は、17世紀前半に中部ドイツで活躍した作曲家・オルガニストである。同時代のシュッツ(1585-1672)やシャイン(1586-1630)とともに「17世紀ドイツの3大S」の一人に数えられ、ドイツ・ルター派教会音楽への貢献、ドイツ鍵盤音楽の発展に寄与したことから「バッハの先達者」、また「ドイツオルガン音楽の父」とも呼ばれている。
 その一方、鍵盤作品よりはるかに多い240曲以上もの声楽作品が現存するにもかかわらず、シャイトの声楽作品には関心が払われてこなかった。今回取り上げる『カンツィオネス・サクレ』(全38曲)はシャイトが1620年に出版した8声部による宗教的合唱曲集である。この作品が含まれる『シャイト全集第4巻』(1933年)は戦前に絶版になり、以後新たな校訂譜出版の動きもなく、演奏機会も少なく、十分な作品研究もなされないまま現在に至る。そこで新たに校訂譜を作成し、演奏とともに紹介し、作曲家としてのシャイトの再評価を試みるものである。
 今回のレクチャーコンサートでは、各パート1人ずつ8人の声楽陣とオルガン通奏低音奏者によって演奏される。

https://www.rikkyo.ac.jp/events/2020/02/mknpps00000126gm.html

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