オーストラリアのカトリック教会、自然災害対処に連携  2020年2月13日

 オーストラリアで続く大規模な森林火災の下で、全豪のカトリック教会が自然災害に対処するべく、新たな取り組みを開始する。バチカン(ローマ教皇庁)公営バチカン・ニュースによると、この取り組みは、「オーストラリア・カトリック緊急救援」(CERA)と呼ばれ、自然災害への対応を行うカトリック諸組織の調整役を担う。CERAを構成するのは、オーストラリア司教協議会 、オーストラリア・カトリック修道会連合、オーストラリア・カトリック社会福祉事業、全豪カトリック教育委員会。

 オーストラリア司教協議会は、この取り組みを、同国がこの数カ月間大規模な火災に襲われたことをきっかけに立ち上げたものとし、将来的にカトリック教会がどのように全国の自然災害へ対応を行うかのための行動計画とも見ている。今年に入り、オーストラリア司教協議会と全国の各団体は、カトリック信者に対して、「ビーニーズ・ブッシュファイア・アピール」への寄付を勧めている。この運動は、カトリック系団体である聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会が行っている支援活動の一つで、寄せられた寄付金を基に、今回の森林火災で愛する人を亡くした人々、住まい、土地、動物を失くした人々へ様々な災害後の支援を行っている。

 CERAの役割は、森林火災の危機からの復興への長い道のりを歩む人々を支援するとともに、国が新たな自然災害に襲われた際にはすぐに支援を結集すること。2019年9月より猛威を振るっている森林火災で、少なくとも1000万ヘクタールが焼失。33人が亡くなり、数え切れないほど多くの動物が犠牲になっている。ここ数週間で豪雨により状況は改善しているものの、専門家によると、気温の上昇により特に南部で火災が再発する恐れがあるという。

 教皇フランシスコは、この困難の時、オーストラリア国民へ寄り添い、祈ることを重ねて約束している。(CJC)

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