一致か分断か、正教会「ヨルダン会議」開催 2020年2月27日

 エルサレム総主教セオフィロス3世の呼びかけに応じた各国正教会の首長らが2月25日以降、「正教会世界での問題を友好的に議論するために」ヨルダン・アンマンに集まった。

 事前に参加を表明していたエルサレム、ロシア、セルビア、ルーマニア、ポーランド、チェコとスロバキアの教会代表団がすでに現地入り。翌26日午前中より、本格的な対話と議論が為されていると見られる。エルサレム総主教庁は、詩篇133篇を引用して写真付きで報告している。

 ギリシャ、キプロス、アレクサンドリア、アルバニアの正教会は事前に不参加を表明。ロシアとウクライナという国際政治上の問題が、教会自治の問題へと発展し、さらに、正教会における指導的地位を巡る騒動となっている。伝統的には、コンスタンティノープル全地総主教に正教会首長への会議招集が認められている。一方で、過去にエルサレム総主教が会議を呼びかけた歴史的事例があるとの意見もあり、議論は紛糾している。
 
 「ヨルダン会議」では決定も提案もなされない、と言われる。しかし、経緯と手続きも含めて正教会における「ヨルダン会議」の意味は、今後も問われることになる。この会議が、世界2億数千万人超を擁する「正教会」に一致をもたらすのか、分断をもたらすのか。今後の各教会の動向が注視される。

画像はエルサレム総主教庁公式HPより引用

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