「新天地イエス教会」指導部をソウル市が殺人罪容疑で告発 2020年3月5日

 韓国紙『中央日報』日本語電子版によると、ソウル市が3月1日、「新天地イエス教証しの幕屋聖殿」(新天地イエス教会=新天地)の李萬熙(イ・マニ)総会長=写真=をはじめ、新天地指導部を殺人罪などで告発した。

 ソウル市は、午後8時ごろ「李萬熙総会長と12支派支派長を殺人罪、傷害罪および感染病予防管理に関する法律違反の疑いでソウル中央地検に告発した」と明らかにした。ソウル市は「『新天地イエス教会』関連感染者の割合は全体感染者の半分を超えている」などと説明した。

 ソウル市は「このような状況で被告発人は自ら検診を受けて他の信徒も検診および疫学調査に協力し、新型肺炎の拡散を防止する義務がある」として「それでも被告発人が検診を拒否しており、信徒が新型肺炎伝播防止のために防疫当局に積極的に協力させる、いかなる措置も取らなかった」と告発の背景を明らかにした。

 朴元淳(パク・ウォンスン)市長は「検察は今回の事態の核心責任者である新天地指導部に対する迅速かつ厳正な捜査を通じて厳しい処罰が下されるように対応する必要がある」と話した。

 韓国保健福祉省は2日午前、新型コロナウイルスへの感染が新たに476人確認されたと発表した。感染者数は合わせて4212人で、死者は22人になった。新型ウイルスの感染者のうち、半数超が「新天地イエス教会」の信者。教祖の李氏は同日、同国北部の加平での記者会見で、報道陣を前に土下座し、声を震わせながら、「教会員を代表して、私から国民に対して心からのおわびを表明したい」と述べた。「意図的なものではなかったが、多くの人が感染してしまった」と言う。

 AFP通信は李教祖が「私たちは最大限の努力を傾けたものの、防ぐことはできなかった。国民の許しを乞う」「政府に対してその努力を非常に感謝している。政府に対しても許しを乞う」と述べた、と伝えている。(CJC)

海外一覧ページへ

海外の最新記事一覧

TO TOP