インドネシア 司教叙階式に1000人以上集合で非難 2020年3月23日

 インドネシアのカトリック教会は、増大する新型コロナウイルスの危機の中で、東部フローレンス島、東ヌサ・トゥンガラ州ルテンのシプリアヌス・ホルマート司教の叙階を行ったことで、式典延期要請を無視し、数百人の命を危険にさらした、と非難されている。アジア中心のカトリック通信「UCAN」が報じた。

 3月19日、ルテンにあるマリア大聖堂被昇天教会での叙階式には、インドネシア全土の司教32人、司祭数百人、約1000人のカトリック者が出席した。政府の延期要請は、司式者のインドネシア司教会議議長イグナティウス・スハリョ・ハルジョアトモジョ枢機卿に出された。ルテンの教区管理者シルベステル・サン司教は、事前に綿密に計画されていたイベントをキャンセルすることは不可能だったと言う。

 「私たちは政府から要請は受けたが、書簡は受け取っていない。式典を止めることはできなかったが、政府の求める新型コロナウイルスに関する手続きには従おうとした。式典の前に、参加者の検温、手指消毒剤の提供、病人の立ち入り禁止などの手続きを実施した」

 イスラム教徒が9割近くを占めるインドネシアだが、東ヌサ・トゥンガラ州は人口510万の内、キリスト教徒が9割強を占めている。ジャカルタ大司教区などの司教区は、3月20日から4月3日までの15日間、ミサやその他の典礼活動をキャンセルした。

Photo courtesy of Manggarai district government

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