イタリア北部で聖職者が相次ぎ死亡、医師の死者数超す 2020年3月24日

 イタリア北部で、危篤に陥った新型コロナウイルス感染者らの臨終の際、祝福を与えた司祭少なくとも28人が3月19日までに、ウイルス感染により死亡した。亡くなった司祭の半数以上は80歳を超えている。一方、最も若年の司祭は54歳だった。カトリック系の「CNA通信」などが同日伝えた。

 カトリック司教協議会発行の日刊紙「アベニーレ」は19日、新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、同国北部で司祭30人が亡くなったと伝えた。このうち、少なくとも28人は新型コロナウイルスの感染が原因という。ベルガモ教区では、同日までに新型コロナウイルス感染症により少なくとも司祭10人が死亡している。同教区は、新型ウイルスが最も猛威を振るっている地域。同紙は、聖職者や教会員の死者数が「あまりにも多く、数えるのは難しい」と報じている。

 司祭の死者が出ているのは、パルマ、ピアチェンツァ・ボッビオ、クレモナ、ミラノ、ロディ、ブレシア、モンフェラート、トルトナの各教区。このうちパルマ教区では6人、ピアチェンツァ・ボッビオ教区では3人が亡くなっている。さらに多くの聖職者らが、新型ウイルスに関連して亡くなったとの情報もある。イタリアでは現在、結婚式や葬儀も含め、公開の宗教儀式は禁止されており、亡くなった司祭の葬儀は関係者のみで行われた。

 伊ANSA通信による19日時点の集計では、新型ウイルスにより死亡した医師のは13人とされており、カトリック聖職者の死者数の多さが際立っている。(CJC)

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