「世界水の日」にWCCが「手洗いの重要性」について「考察」発表 2020年3月24日

 1992年12月、国連総会で、毎年3月22日が「世界水の日」として定められた。この日には、世界のさまざまな国で、水の大切さを多くの人に知ってもらうための会議やセミナー、展示会などが開かれることになっていたが、今年ばかりは新型コロナウイルスによる感染被害が急拡大、「パンデミック」の真っ只中にあるとの指摘もある中で、世界教会協議会(WCC)は「手洗いの重要性」について、次のような「考察」を発表した。

 何百万人もの人々、特に子どもたちには、基本的な手洗いはおろか、安全で清潔な水を飲むための十分な方策がないため、できていない。「家や学校に水道の蛇口がなければ、手洗いがどれほど大変か想像出来るか」と問うまでもなく、これが世界中の何百万人もの子どもたちにとっての現実なのだ。

 WCC・エキュメニカル・ウォーター・ネットワーク(WCC‐EWN)のコーディネーター、ディネス・スーナが書いたこの考察は、水と気候変動、そして気候と水をより協調的かつ持続可能な方法で管理することの重要性についても探求している。太平洋上の島国では、海面上昇による気候変動の影響で、何百もの村が移転している。「人々は自分たちの土地と何世代にもわたって受け継がれてきた記憶を失った」と「考察」は記している。「考察」は、WCCの「水不足を覚える7週間キャンペーン」の一環としてWCC‐EWNが制作した。

©Albin Hillert/WCC

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