WCCのトゥベイト総幹事、10年超す任期終える 2020年3月31日

 世界教会協議会(WCC)を10年以上率い、3月末で退任するオラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事は、特に新型コロナウイルス感染の急拡大という世界的な危機に直面している今こそ、「私たちの羊飼い」である神を信じている、と言う時だと述べた。困難な時代にWCCを率いるという選ばれた職務を「特権」と「祝福」と表現し、「教会一致という」エキュメニカルな動きについて「楽観」を覚えつつその職務を離れる、と語った。4月1日からはノルウェー教会(ルター派)の総裁監督に就任する。

 トゥベイト氏は、「WCCニュース」とイタリア・プロテスタント連合の通信社NEVのインタビューに応じた。イタリアは、新型コロナウイルスで約9万3千人が感染し、1万人以上が死亡するなど、どの国よりも多くの被害を受けている。「教会が共に歩み、祈り、共に働いていると言えることが非常に重要」と述べ、「私たちのキリスト教信仰が、巨大な課題の下で生きている人々にとってどれほどの意味があるのかを理解すること、また紛争、貧困だけでなく、どこにいても日々の生活の課題に対処していること」について語った。

 また、信仰の大切さについて「私たちは、今まで見たことのないものを見ることを恐れている。私たちはウイルスを恐れている。パンデミックを恐れている。それらが、貧富の差を問わず世界中の人々に与える影響を恐れている」と語り、「世界中の多くの人々の日常生活に影響を与え、それが生死の問題であるという意味でも、私たちの信仰について容易に、表面的な方法で話す時ではない」と指摘。

 「しかし、今は私たちの羊飼いであるイエス・キリストを通して私たちに恵みを示してくださる神を信じている、と言う時」「私たちが共に祈っていること、皆がお互いのために祈っている、と知ること、また、何人かが特に私の使命と私の職務、私と私の家族のために祈っていると知ることは、とても大きかった」とトゥベイト氏。この恵みはイエス・キリストの十字架と復活によって与えられたもの、と述べた。

©Albin Hillert/WCC

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