中国当局が河南省で高齢司教の葬儀を規制 2020年5月13日

 中国政府当局は、河南省南陽市で5月9日行われたジョセフ・朱宝玉(チュ・バオユ)司教(98)=写真=の葬儀に規制を課した。朱司教は7日に老衰のため死去した。香港に本拠を置くカトリック専門「UCAN通信」が報じた。

 葬儀の参列者は40人に制限され、遠隔地からの移動を制限、教区民が葬儀の写真を撮ることを禁止した。後任のピエトロ・ジン・ルガン大司教が、同省安陽市のチャン・インリン大司教とともに葬儀を執行した。朱司教は、1957年に司祭叙階後、共産党当局に投獄され、20年近く「強制労働による改造」に苦しめられた。73歳で南陽教区の副司教に非公然に叙階された。2002年11月21日、81歳で南陽司教に就任した。当局は、あたかも南陽教区が存在しないかのように振るまっていることから、非常に尊敬されていた司教の死についてのニュースも伝えたくなかったのだ、とある教区民は匿名を条件に語った。

 当局は、教区民がプライベートな写真やビデオを撮ることを許可しなかった。携帯電話は没収されたり、写真は削除されたりした。しかし、カメラの使用を2人に認めた。1人は教区関係者、もう1人は正体不明だった。

 朱司教の後を継いだジン司教は、2018年9月にバチカン(ローマ教皇庁)と中国が司教の任命に関する合意書に署名して以来、中国政府が公式に受け入れた初の「地下司教」となる。ジン司教が1月30日に就任した際にも、今回のように当局が会場の人数を制限し、写真撮影は許可しなかった。南陽教区には司祭20人強、修道女約50人、2万人以上の信者がいる。(CJC)

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