各地の「正教会」で規制・解除の兆し 2020年5月15日

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延による世界各地での礼拝・ミサ・奉神礼への規制と参加自粛が続く中、変化の兆しが現れている。ギリシア正教会の聖山アトスは5月12日、伝統的宗教性への敬意を欠いた政府対応に「聖体礼儀が法令違反にはあたらない」と反発を表明。

 一方、ルーマニア正教会では、教会への参列が部分的に可能となる。クラウス・ヨハニス大統領の緊急事態宣言の一時停止と規制緩和の記者会見を受けて、同国正教会は15日から「マスク着用、1.5mの距離確保」を条件に会堂外での奉神礼参列を許可する。また、レバノン正教会では、すでに制限解除となり、毎週の奉神礼参加が可能となっている。

 他方、モンテネグロ正教会では、政府による教会財産接収に対するデモ行為で5月6日、神父や信徒ら数名が感染症防止のための法律違反で逮捕され、訴追される見通し。なお現地ベラネ市では、新型コロナウイルスの感染例はないとされる。

 パンデミック下の近代法治国家における宗教儀礼の意味が、改めて問われる事態となっている。

画像引用元:https://doxologia.ro/

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