新型コロナ、教会の礼拝で集団感染 独フランクフルト 2020年5月26日

 独西部フランクフルトで5月10日に行われた教会の礼拝に参列した人のうち、40人以上が新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。現地メディア報道としてAFP通信が24日伝えた。地元保健当局は独DPA通信に6人が入院したと明らかにした。現地紙「フランクフルター・ルントシャウ」によると、この礼拝が行われる数日前にドイツでは宗教施設が再開されていた。

 ドイツでは新規感染者数が堅調に減少したことから、感染拡大の抑制を図る移動制限が5月初旬から緩和され始めた。アンゲラ・メルケル首相は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を鈍化させるという同国の目標が達成されたとして、ロックダウン(都市封鎖)を段階的に緩和していくと発表している。サッカーのブンデスリーガにも再開許可が下り、学校は夏季に徐々に再開する。また他人との接触に関するルールは今後1カ月間継続されるが、2世帯間の面会や食事が認められるほか、介護施設や障害者施設にいる高齢者は特定の1人との面会が可能になる。

 経済活動はすでに限定的に再開されてはいるが、今回の規制緩和はより広範なものになる。ドイツ国内の感染者数は欧州の近隣諸国の一部と比較して少ないものの、感染拡大の第2波への警戒は根強い。

 フランクフルト近郊のマイン・キンツィッヒ郡当局は22日、フランクフルトで開かれたイベントに参加した16人が感染したと発表していた。北部ニーダーザクセン州当局は23日、同州レーア市内の飲食店で7人が感染し、約50人が隔離されたと発表した。

 フランスでは、福音派教会が今年2月に開き、1週間の期間中に約2000人が出席した催しが原因となって全土に感染が拡大した。

 米国ではドナルド・トランプ大統領が22日にホワイトハウスで行った記者会見で、「必要不可欠」だとして宗教施設の再開を州知事らに求めた。

 独ロベルト・コッホ研究所によると、23日現在、ドイツ国内で公式に確認された感染者は17万7850人、死者8216人となっている。

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