露プーチン大統領 軍属新聖堂でモザイクに? 2020年6月18日

 モスクワおよび全ロシアの総主教キリル1世は「衆聖人の主日」の6月14日、モスクワ郊外クビンカにあるロシア連邦軍「ハリストス復活大聖堂」で奉神礼を行った。

 式典で総主教キリル1世は、パンデミックと防疫対策において命を落とした人々、また平和のために働く人々を労り祝福。現地メディア各紙、英紙ガーディアンなどが報じている。

 現在、この大聖堂が再び注目を集めている。話題の理由は、同教会のモザイク。「クリミア併合」記念モザイクにはプーチン大統領が描かれ、「ナチス・ドイツ戦勝記念」モザイクには旧ソ連の指導者ヨシフ・スターリンが描かれており、4月24日以降、物議をかもしていた。

 教会壁面のモザイクに「スターリン」が描かれることについては「歴史性からして適切」との意見もあれば、「無数の殉教者への侮辱だ」との声もあり、賛否両論。ロシアのプーチン大統領は「私の顔がモザイクとして教会にあるのは不適切だろう」と発言。結果として、プーチン大統領とスターリンのモザイクは取り外しとなった。

 奉神礼の祭壇には、各部隊の守護聖人を記念したものもある。例えば預言者エリヤは、ロシア航空宇宙軍や空挺部隊の守護聖人、十二使徒アンデレは海軍の守護聖人となっている。「教会と国家」に関するさまざまなあり方の具体例の一つと言える。

 なお、この約94mの高さを誇る新大聖堂の建設費45.9億円(約30億ルーブル)は、約10万人からの寄付金によって賄われ、教会関連の公共事業としては近年では類を見ない規模のもの。同大聖堂は、ロシア国内で3番目に高い教会となる。

http://www.pravoslavie.ru/, https://mbk-news.appspot.com/news/mozaika/

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