Googleブカレスト「差別」認定で罰金 2020年6月19日

 Googleブカレストが6月17日、同社提供の地図アプリ上において、ルーマニア正教会の「大聖堂に対する冒涜的な改名行為を放置した」ことで、ルーマニア差別撲滅評議会(CNCD)の決定によって、罰金24.7万円(10万レイ)を科されることになった。バシリカ通信などが報じている。

 「人々の救いの大聖堂(Catedrala Mântuirii Neamului)」の名称が地図アプリ上で「国民の愚かさの大聖堂」に変えられて放置されていたことが5月2日、ユーザーの報告により発覚。即時に同国SNSで話題となって以来、炎上騒ぎとなっていた。ルーマニア総主教の広報課は「この大聖堂は、我が国の英雄とも呼ぶべき人々を記念するために建設された」と指摘。Googleブカレストには罰金のほか、ルーマニア語の地図アプリにおいて、「判決概要の表示義務」が課される。

 「人々の救いの大聖堂」建設には歴史的経緯がある。ルーマニアが1877年に露土戦争に介入し、オスマン帝国から独立を果たして以来、建設が構想され、100年以上かけてようやく着工し、2010年に落成。高さ135m、7千人が奉神礼に参加できる正教会でも最大規模の大聖堂。2018年には、同国ダニイル総主教と、コンスタンティノープル全地総主教ヴァルソロメオス1世によって成聖(祝福)された。

=「ORTHODOX CHRISTTIANITY」転載・翻訳許諾記事=
https://orthochristian.com/131979.htmlの抄訳

 webサイト「orthchristian.com」は、ロシア・スレテンスキー修道院(創立1397年)が運営する正教会の情報サイト。モスクワ中央区ルビャンカ大通りに位置する。2017年にはプーチン大統領が見学のために訪問している。

公式サイト:http://www.pravoslavie.ru

 

Photo: romania-insider.com

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