米南部バプ連 175年で初の黒人理事長誕生 2020年6月22日

 米プロテスタント最大教派「南部バプテスト連盟」(SBC)は6月16日、オンラインで開催した理事会で、現副理事長のローランド・スレイド氏(61)=メリディアン・バプテスト教会(カリフォルニア州)主任牧師=を全員一致で理事長に選出した。SBCは1845年、奴隷制度に関する意見の対立で分裂したバプテスト派教会により形成された歴史があり、そこで初のアフリカ系米国人(黒人)理事長選出となった。

 スレイド氏を推薦したジェアード・ウェルマン理事は、これまでのSBC内での働きを踏まえ、「この役目に最もふさわしい人物がアフリカ系米国人であるということは、『神の国』の表れとして民族的多様性を追求するSBCにとって、また神がわれわれに宣教するよう命じている人々に、励ましとなる」と語った。

 SBCは奴隷制度擁護の立場で誕生した歴史を持つが、1995年にはその歴史を正式に謝罪。教派内の非白人教会の割合は、1990年はわずか5%だったが、現在は20%近くにまで増加。ここ数年に新規開拓された教会も6割は非白人系で、2012年には初の黒人議長が誕生している。(CJC)

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