「総動員伝道」50周年 紙での機関紙発行は最終号 2020年10月1日

 1970年に四国で始められた総動員伝道(姫井雅夫代表)が今年で50周年を迎えるのを機に、同団体の機関紙「総動員伝道」は10月1日発行の480号で紙媒体による発行を終了することを明らかにした。

 総動員伝道は、南米コスタリカの伝道者ケネス・ストラッカン博士による「深みの伝道」に端を発し、1968年に組織された「深みの伝道研究委員会」が研究を重ね、伝道の聖書的原則を誰でもどこでも活用できる教材にまとめたのが始まり。日本では「すべての人に福音を」「すべてのクリスチャンを良い証人に」「すべての教会が成長するように」の三つを目標に掲げ、四国総動員伝道を皮切りに北海道から沖縄までを地区割りにして実施され、地域への協力伝道が展開された。

 最終号となる「総動員伝道」紙で顧問の村上宣道氏(お茶の水クリスチャン・センター理事長、日本ホーリネス教団坂戸キリスト教会協力牧師)は、「スタートしてより半世紀がたった今、時代は大きく変わってきているのは当然」とし、各個教会主義に傾き地域宣教のための連携がしにくい状況であることに触れ、「ある意味画一的なプログラムで一斉にというやり方は、この時代になじまないのかもしれません」と分析。「実際のところ、過ぐる50年のほぼ後半は総伝らしい総伝の実現は困難であった」と率直に回顧した上で、「ダビデがその時代に仕えてよしとされたように、総伝も与えられた時代で、諸教会が活性化して、心を熱くして宣教に連帯するという働きにお仕えできたというだけでも、自画自賛かもしれませんが高く評価されて良いはずで、このへんで幕を引くのも、次の時代に相応しい主のお導きを期待しつつ、この50周年を機になすべき勇気ある決断なのではと思わされるのですがいかがなものでしょうか」と読者に問いかけた。

 紙面では他に、創刊号から最終号に至るデザインの変遷を紹介しつつ、代表の姫井氏が総動員伝道の功労者として、安藤仲一、本田弘慈、森山諭、羽鳥明、マクビティ、リーズナー、ジェイコブセンの各氏の名前を挙げて謝意を示した。

 今後は伝道団体としての名称は残しつつ、機関紙の名称を「総動員伝道」から「ときめき」に変更し、紙媒体ではなくインターネットを介しての発信に切り替えたいとしている。

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