日本バプテスト連盟が声明 ミャンマー・バプテスト連盟の「祈り」に連帯 2021年2月14日

 日本バプテスト連盟理事会(加藤誠理事長)は2月13日、「ミャンマー・バプテスト連盟の皆さまへ」と題する声明を発表し、クーデターの渦中にある同連盟に連帯の意思を示した。声明は「暴力により人間の尊厳が奪われることは神の御心に反するゆえに、私たちもまた一刻も早く暴力による支配が終わることを切に願い、祈り求めます」とした上で、国内にも数万人のミャンマーからの来訪者が暮らしていることをふまえ、「彼女・彼らの命の尊厳が守られ、安心して日本で暮らすことができるように、その福音宣教の働きが祝されるように、私たちも祈り、連帯し、行動していきます」と表明している。

 全文は以下の通り。


ミャンマー・バプテスト連盟の皆さまへ

 「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」ルカ福音書2章 14節

 ミャンマー・バプテスト連盟の皆さま、APBF、また、BWAを通じての主に在るまじわりに感謝いたします。

 私たち日本バプテスト連盟理事会は2021年2月1日に起こったミャンマーの軍部によるクーデターの報に接し、驚きと共に、暴力によって民主主義が蹂躙された出来事に深い悲しみを覚えつつ、このたび2月5日に発せられたミャンマー・バプテスト連盟の声明に示された貴連盟の信仰姿勢に心から賛同し、祈りを共にささげるものです。

 私たち日本バプテスト連盟は、イエス・キリストの和解の福音に仕え、平和構築を願いつつ歩んでいます。貴連盟が言明されているように、暴力により人間の尊厳が奪われることは神の御心に反するゆえに、私たちもまた一刻も早く暴力による支配が終わることを切に願い、祈り求めます。

 そして「平和、正義、国民和解、非暴力そして人間の権利と尊厳の尊重を大切にし、促進する連邦民主制に基づくミャンマー連邦共和国が出現する希望もって、この声明を発表し」、「大統領、国家顧問、そしてその他すべての現在拘束されている人々を即時かつ無条件に解放することを、切に求めて」おられる貴連盟の祈りに連帯し、私たちも強く願い祈り、希求していきます。

 一方で、日本国内には数万人ものミャンマーから来られた方々が暮らしており、いくつかのバプテストの群れが生まれていますが、彼女・彼らの命の尊厳が守られ、安心して日本で暮らすことができるように、その福音宣教の働きが祝されるように、私たちも祈り、連帯し、行動していきます。

 「主はこう言われる。正義を守り、恵みの業を行え。わたしの救いが実現し/わたしの恵みの業が現れるのは間近い。」イザヤ56章1節

2021年2月13日
日本バプテスト連盟理事会
理事長 加藤 誠
常務理事 中田義直

クーデターでミャンマー・バプテスト連盟が声明 「抑圧的支配システムを拒否」 2021年2月8日

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