東日本大震災国際神学シンポ 青年の部オンラインで開催 2021年4月1日

 東日本大震災国際神学シンポジウム青年の部が2月6日、Zoomによるオンラインで開催された。震災から10年目となる今年のテーマは「チャーチ・オブ・クライスト Ver. 2020」。新型コロナウイルス感染拡大により新しい時代に向かう今、若いクリスチャンら約90人が集まり、信仰を分かち合い、これからどのように歩むべきか共に考えた。

 同シンポジウムは、東日本大震災発生直後に、米国のフラー神学校から日本の教会ために何かできないかという連絡を受け、聖学院大学、東京基督教大学、お茶の水クリスチャンセンター(OCC)が母体となって始められた。青年の部は、被災地でボランティア活動をする中で、教会同士のつながりがなく、お互い助け合えないという苦い経験を経て、教団教派を超えて共に祈り合っていきたいという思いから、「福音派」のKGK(キリスト者学生会)、「主流派」のSCF(学生キリスト教友愛会)、ACF(青山学院大学キリスト教学生会)の3団体が中心となり立ち上げ、今回で7回目となる。

 ゲストスピーカーとして招かれた玉川聖学院学院長の安藤理恵子氏は、若いクリスチャンの苦い思いに向き合いつつ、使徒ヨハネが歩んだ困難な時代と、コロナ禍という抑圧された現状を重ねつつ問題提起を行った。

 講演の後、参加者は3~4人のグループとなりディスカションの時間を持った。現役の大学生と社会人のグループでは、「神の前にできないことは、無理なことをさらけ出して、聖書を基準にした生活を送る」「愚痴る前に祈る。愚痴ったとしても祈る」「近い人のために一層祈る」「神の前で正直になって、立ち返り続ける」「神が働いてくださることに望みを抱き続けて、近い人のために祈る」などの思いが語られた。(クリスチャンプレス・坂本直子)

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