【訃報】 ソリトゥア・ナババンさん(世界教会協議会元会長) 2021年5月8日

 アジアと世界のエキュメニカル運動における正義の追求で知られた、インドネシアのプロテスタント・バタック・キリスト教会(HKBP、ルーテル派)名誉大監督で神学者のソリトゥア・アルベルト・エルンスト・ナババン博士(アジアキリスト教協議会=CCA=及び世界教会協議会=WCC=の元会長、ルーテル世界連盟=LWF=元副議長)が、呼吸器不全のため5月8日、首都ジャカルタにある病院で逝去した。88歳。インドネシアの主要紙「コンパス」などが9日に報じた。

 インドネシア教会共同体(PGI)は5月8日、同氏の訃報を受け「深い悲しみと喪失を感じている」と公式サイトに記した。PGIのゴマル・グルトム議長はその中で、「私たちはエキュメニカル運動で非常に影響力のある偉大な人物を失ってしまった」と述べた。

 CCAも9日、公式サイトに同博士の逝去を悼む記事を掲載。CCAのマシューズ・ジョージ・チュナカラ総幹事はその中で、「70年以上も続けて世界のエキュメニカル運動に貢献したアジアの教会指導者は、ソリトゥア・ナババン博士のほかにはいないと私は確信している」などと述べた。

 WCCが11日、公式サイトに掲載した追悼記事の中でイオアン・サウカ総幹事代行は、「ナババン博士は躍動感あふれる指導者で、過去70年にわたって常にエネルギーと責任感に満ちていた。彼は民衆に対して情熱的かつ献身的で、深い見識を持ち、南の発展途上国にある諸教会や疎外された社会のため、まっすぐで勇敢に、確信をもって語り行動することを決して恐れなかった。世界中のエキュメニカルな群れは彼がいなくなってしまったことを心からさみしく思うだろう。私たちの祈りと希望は、ナババン博士によって感銘を受け指導を受けた多くの人たちが、彼の卓越したエキュメニカルな遺産を継続し、それを基にしてほしいということだ」と述べた。

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