韓国で新型コロナ第4波 サラン第一教会が対面礼拝を再び強行 2021年8月10日

 韓国で新型コロナウイルス第4次流行の勢いがなかな収まらない。強力な「ソーシャルディスタンス」(社会的距離)を確保しても首都圏と非首都圏の移動量が増加し、デルタ株も発生している。これに対して政府は、現行の社会的距離確保措置を8月22日までさらに2週間延長し、「私的な集まり」の人数制限も維持することにした。現地メディア「WoWコリア」(日本語版)が報じた。

 中央防疫対策本部は、8月6日午前0時基準の新規感染者は1704人で、30日以上4桁を記録している。 4日からは新規感染者が連日1700人台発生している。

 夏休みの影響で、全国の移動量が2週連続増加し、非首都圏への拡散の勢いも尋常ではない。首都圏の週間移動量は1億1347万件で前週比0・8%増加したが、非首都圏は1億2068万件で前週比6・4%増えた。

 さらに、「サラン第一教会」のチョン・グァンフン牧師は8月15日の「光復節」を控え、クァンファムン(光化門)広場で文在寅(ムン・ジェイン)政権弾劾のための大規模集会を予定通り強行すると予告し、緊張が高まっている。

 同牧師が主導するソウル市ソンブク(城北)区のサラン第一教会は「ソーシャルディスタンス」(社会的距離)確保4段階で全面禁止されている対面礼拝を、8月8日午前11時ごろから4時間ほど行った。市・区役所や警察関係者10人以上が対面礼拝開始に先立ち、午前10時35分と11時頃の2回、教会内に進入を試みたがすべて阻止された。

 城北区の関係者は、「路地の入口からサラン第一教会弁護団が立ちはだかっており、入れなかった」と述べた。防疫当局は、首都圏の「社会的距離確保」第4段階の防疫指針に基づき、宗教活動は非対面礼拝のみ許可し、対面礼拝は全面禁止と定めている。

 ただし7月16日、ソウル行政裁判所が収容人員の10%で20人未満なら礼拝が可能と判断し、対面礼拝を制限的に許容することにしたが、宗教施設防疫上の注意違反で行政処分を受けたり、新型コロナウイルスの感染者が発生して閉鎖されたりした宗教施設は除外している。(CJC)

サラン第一教会「150人以上の対面礼拝」にソウル市「防疫措置執行」 韓国裁判所「全面禁止は基本権の侵害」 2021年7月21日

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