【教会では聞けない?ぶっちゃけQ&A】 「み心なので結婚しよう」をどう断る? 西岡まり子

Q.「私と結婚することが神のみ心です」と異性に迫られました。どう断ればよいでしょうか?(10代・女性)

 その異性の方の確個たる確信はどこから来ているのでしょう? 神からの導きであることも、自らの思い込みである可能性もあります。「思い込み」と「み心」の違いは何でしょうか? 「み心」とは、神の心。みつげや、指示のような方法で神のみ心が啓示された旧約時代とは違い、イエスキリストが神の啓示を十字架と復活により全うされた今は、神のお心は、聖書全巻を通して今日も力強く語られています。そうです。神のお心は、聖書を通して相手や第三者にもわかるものです。

 一方、「思い込み」とは、自分の思いしか見えずに、それが絶対化されたものです。相手の思いを認めないで、自分の思いを貫こうとすることは、相手の人格を尊重する姿勢とはいえず、結婚という相手との違いを受け入れ合う関係に入るには未熟さが残っています。「信じたことは必ず成る」という確信で武装された思い込みが砕かれるには、大きな挫折を要することもあるのです。

 あなたにそれが神のみ心として受け止められないのなら、声をかけた方に、「み心の人は、私ではないようですね。神のお心なら私にも分かるでしょう。しかし、私にはみ心だと思えませんでした」とお伝えするのも一つの案でしょう。信頼できる第三者に、祈りとみ言葉から客観的に見ていただき、その方に伝えていただくのももう一つの案だと思われます。

 とはいっても、人間の弱さも用いられる全能の神は、彼の思い込みから新たな世界を開かれることもないとは言えません。どうしてそこまで確信を持ったのか、相手の真意を聞いてみることも考えられます。そこに未熟さを持ちつつも、真摯にあなたへの愛がある場合も考えられるからです。

 しかし、自分の思いにのみ固執し相手が見えないで押し付けてくるのであるなら、真剣に聞くことで、「思い込み」に確信を提供することにもなりかねません。人生がかかった大切なことであるだけに、主のみ心をうかがいつつ進むことが求められますね。

 にしおか・まりこ 東京聖書学院、タルボット神学校(結婚・家族ミニストリーの修士)卒業。日本ホーリネス教団川越のぞみ教会で夫と共に牧会。結婚カウンセリング 「プリペアー/エンリッチ」の日本推進委員。ファミリー・フォーラム・ジャ パン評議員、臨床牧会研究会・結婚カウンセリング部門担当委員、3人娘の母。

連載一覧ページへ

連載の最新記事一覧

TO TOP