別府市のフルゴスペル大分教会で45人感染 県内最大規模のクラスター 2021年9月3日

 大分県は9月2日、同県別府市のフルゴスペル大分教会(金鉉宰牧師)で新型コロナウイルスによる感染者が累計45人になったとして、県内94例目のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県内過去最大のクラスターとなる。

 教会での感染者は別府市内を中心に8月29日に2人、30日に3人、31日に8人、9月1日に13人と続いた。「朝日新聞」などの報道によると、県の担当者らは「何かおかしい。何かあるのではないか」と感じていたが、「教会での集会」は聞き取り項目の想定外だったため、感染者同士のつながりを把握できずにいた。感染者への調査では共通の行動がなかなか見えてこなかったと話す。

 45人という数は県内で過去最大の規模。同教会では8月22、27、29日に集会があり、計60人が参加した。参加者は間隔を開けるなど感染防止策をとっていたが、一緒に歌う時に一部の参加者がマスクをしていなかったり、マスクを外して軽食をとったりしていたという。

 感染力が強いデルタ株では、間隔を開けていても換気が不十分だと感染が拡大する可能性がある。県は教会で行われた合唱が感染拡大につながったとみて、感染リスクの高い行動を控えるよう呼びかけている。

 フルゴスペル大分教会は、純福音教会(総裁牧師=チョウ・ヨンギ)に所属するプロテスタントのキリスト教会。

【8月29日に行われた日曜礼拝の様子】

写真=Googleマップより

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