功労者に柏木哲夫氏 日本キリスト教文化協会が顕彰 2021年10月26日

 日本キリスト教文化協会(近藤勝彦理事長)は2021年の「キリスト教功労者」に、淀川キリスト教病院名誉ホスピス長の柏木哲夫氏を選定し、10月26日、教文館ウェンライトホール(東京都千代田区)で顕彰式を行った。

 今回で52回目となる同顕彰式は、キリスト教文化に関わる教育・福祉・医療・社会事業・文化活動などの分野で貢献した人を顕彰することによって、さらなる活動と研究を促し、キリスト教文化を通して、隣人を愛し、思いやりのある文化の醸成を図ることを目的に毎年開催されている。選考の対象となるのは、キリスト教関係の事業や思想の普及に功労のあった75歳以上の男女。昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染防止による会場の都合もあり、規模を縮小しての開催となった。

 柏木氏は1965年大阪大学医学部卒業。同大学精神神経科に3年間勤務し、主に心身医学の臨床と研究に従事。その後3年間、ワシントン大学に留学し、アメリカ精神医学の研修を積む。72年帰国し、淀川キリスト教病院に精神神経科を開設。翌年日本で初めてのホスピスプログラムをスタート。その後、同病院にて内科医としての研修を受け、84年にホスピス開設。副院長、ホスピス長を経て、93年大阪大学人間科学部教授就任(人間行動学講座)。大阪大学定年退官後、2004年4月より金城学院大学学長。07年4月より金城学院学院長を兼務。13年9月より淀川キリスト教病院理事長。18年9月より相談役。大阪大学名誉教授。ホスピス財団理事長。日本メノナイトブレザレン教団石橋キリスト教会会員。1994年日米医学功労賞、1998年朝日社会福祉賞、2004年保健文化賞、2016年ヘルシー・ソサイティ賞受賞。

 

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