【COP26】 信仰に基づく組織がCOP26に対して声明「私たちは科学の知識と霊性の知恵をもって応えなければならない」 2021年11月11日

 国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の閣僚級会合に対するメッセージの中で、宗教間連携グループが、気候緊急事態に対して科学と霊性のバランスをとった対応を強く求めた。世界教会協議会(WCC)が11月10日に公式サイトで伝えた。

 「私たちは気候緊急事態の中にあります」と強く訴えるこのメッセージは、太平洋教会協議会(PCC)総幹事のジェイムズ・ブハグワン牧師によって、このグループを代表して、読み上げられた。「利潤に執着した私たちの採取による、そして究極的に持続不可能な生産と消費のシステムが、今日の私たちをこの気候緊急事態へと導いてしまったのです」

 また、人類が考える能力と選ぶ自由に恵まれてきたと説明し、「私たちは科学の知識と霊性の知恵をもって応えなければなりません。もっと知りそしてもっと気遣うために」と記している。「私たちは今日、気候変動が倫理的で霊的な問題であるとみなしています」

 排出を抑えるための成功に至るどんな道も実存的な次元が含まれていなければならないと強く求め、「行動するための倫理的で宇宙論的な説話が、より持続可能な未来へのカギなのです」という。

 気候危機は究極的には価値や倫理と霊性の危機に結びついていると、これらの組織は省察した。「信仰の民として、私たちは自らの故郷である母なる地球を大切にする使命感を持っています」と記されている。「私たちが自らの故郷を大切にする時、私たちは世界の貧しい人々、未来の世代、そして自らの声を持たない生態系を含めた、最も脆弱なものを大切にするのです」

 どの信仰にいても、人々と地球の癒しに協力する、明らかに道義的な義務があると続ける。「私たちは深く根ざした希望の枠組みをもって貢献したいのです」「科学と、行動する勇気、そして愛に基づく大胆な態度に根ざした希望です」

 このメッセージは脆弱な人たちを支援するよう、先進工業諸国に求めてもいる。「愛は私たちに気候正義と修復を求めるよう呼びかけるのです」「先住民族の霊性は、土地と海洋びいのちの間の、私たちより前の世代と来るべき世代の間の、相互依存について、私たちの理解を取り戻すことができるかもしれません」

 愛は関係やシステムそして生き方の変革へと私たちを招くのだと結んでいる。「化石燃料に基づいた経済から離れて、いのちを肯定する経済に至るこの移行は、一部だけではなく全ての人々にとって公正で暮らしと安寧を確保するものでなければなりません」

(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)

Photo: Marcelo Schneider/WCC

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