【COP26】 ACTアライアンス、ルーテル世界連盟 会議の成果に「落胆」するも「失望はしていない」 2021年11月24日

 ACTアライアンスやルーテル世界連盟(LWF)は、英国のグラスゴーで11月13日に閉幕した気候変動に関する国連枠組条約第26回締約国会議(COP26)を受けて、「気候正義を達成するためより多くのことがなされなければならない」と題する文書を、同日にそれぞれの公式サイトに掲載した。

 全訳は以下の通り。


 2週間の集中的な交渉や市民社会の高度、議論と祈りの後、COP26は終わりました。ACTアライアンスとルーテル世界連盟(LWF)はこのサミットを緊密に追ってきました。私たちの感想としては、とりわけ世界の南側にある社会のために、気候正義を達成するために、まだまだ多くのことがなされなければなりません。これらの社会は気候変動による最悪の影響に直面してり、それを助長するためにしてきたことが最も少ないからです。

 被造物を大切にするための責任を負い、気候正義と全ての人々の尊厳のために働く信仰者として、私たちはグラスゴーにけるCOP26の成果に落胆しています。交渉されてきたことは、気候危機に対する具体的な解決策をもたらすのに十分なほど遠大に達していません。詳細や行動なくしては、約束は空虚なのです。

 私たちは「石油とガスを超える同盟(BOGA)」の発足を歓迎します。加えて、スコットランドやデンマークのような、個々の国々が、私たちの主な関心の一つである、気候資金のために世界の南側への資金を、大幅に増大させる約束をしました。私たちはこれが良い前進の一歩であると信じ、BOGAのメンバーによって取られる行動を目の当たりにするのを、そして他の国々がこの鍵となる約束に加わってくれるのを、楽しみにしています。

 しかしながら、世界は気候正義を達成して地球温暖化を1.5度かまたはそれ未満に保つために、より多くの野心とより多くの集中的な行動を緊急に必要としています。

 信仰者として、私たちはCOP26の成果の欠如に落胆していますが、失望してはいません。エキュメニカル運動のパートナーとして、私たちは被造物を大切にし、気候正義のために働き、そして最も脆弱な人々を支持し続けます。私たちは被造物のために、そして気候正義のために、声を上げ続けるよう、世界中の教会に呼びかけます。

 私たちは今こそ行動しなければなりません。被造物は売り物ではないのです。

 「『1.5度を生かし続ける』ために、世界は化石燃料の生産と消費を、できるだけ速く、段階的に廃止しなければなりません。地球の気温上昇を1.5度に制限することは、世界で最も貧しい人たちや最も脆弱な人たち、とりわけ気候によって引き起こされる災害によって最も悪影響を受けている女性や少女に対する、気候変動の影響を少なくするために、死活的に重要です」と、ACTアライアンスのルデルマル・ブエノ・デ・ファリア総幹事は述べました。

 「私たちは宗教的行為主体や市民社会による、気候正義を求める絶え間なき呼びかけに、感銘を受けてきました。私たちはこの勢いを保ち、あらゆるレベルで全ての行為主体による大胆な行動を呼びかけ続けなければなりません。これは私たちの時代の大危機なのであり、そしてぐずぐずしている暇はないのです。その結果は全世界の未来の世代に影響を及ぼすでしょう」と、LWF総幹事のアン・ブルグハルト牧師は述べました。

 「今は厳戒警報であることから、この気候危機を共に処理するために、私たちは全ての私的、社会的、経済的よび民間の行為主体に、野心的で具体的な行動を呼びかけます」と、ACTアライアンスの気候正義のための親善大使であるコルネリア・フュルクルグ・ヴァイツェル教授は述べました。

 「COP26は、気候危機への取り組みと最も脆弱な人々の保護に向けた重大な一歩を前進させる機会を逸してしまいました」と、LWFのグローバル提言活動の最高責任者であるイザヤ・トロイティッチ氏は述べました。

(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)

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