カトリック仙台教区 新司教に初のフィリピン人エドガル・ガクタン神父 2021年12月9日 

 教皇フランシスコは12月8日、これまで空位が続いていた仙台教区の司教として、元淳心会管区長で現松原教会主任司祭のガクタン・エドガル氏を任命した。フィリピン人のエドガル・ガクタン氏はアメリカ人のウェイン・フランシス・バーント司教(那覇教区)、スペイン人のヨゼフ・アベイヤ司教(福岡教区)に続く戦後3人目の外国人司教となる。日本のカトリック教会では近年、次々と外国人司教を任命する動きが加速化しており、世界でも異例だという。

 ガクタン氏は東日本大震災以降、仙台教区の支援に参加した時期もあり、流ちょうな関西弁を話す気さくな人柄として親しまれている。現在57歳。司教叙階や着座式などの詳細は順次発表される見通し。

 エドガル・ガクタン氏の略歴は以下の通り(「バチカン・ニュース」より)。

 1964年生まれ、フィリピン出身。1981年~85年、バギオのセントルイス大学で哲学、86~89年、マニラのマリーヒル神学院で神学を勉強。90年に神学生として来日。93年、神学の勉強を完了するためにフィリピンに戻り、94年4月に母国で司祭叙階。同年5月、再び日本に派遣された。94~97年、大阪大司教区金剛教会・三日市教会助任司祭。97~2003年、大阪教区堺ブロック共同宣教司牧チーム。04~12年、淳心会日本管区・管区長、13~17年、カリタス大船渡ベース・ベース長、仙台教区・第4地区担当。17年より東京大司教区・松原教会主任司祭。20年、淳心会アジア管区・日本地区の地区長を歴任した。

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