【ウクライナ侵攻】 ハンガーゼロがポーランド活動地にスタッフ派遣 2022年3月18日

 

 ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構、清家弘久理事長)は、緊急支援活動への人的協力として3月21日、スタッフの近藤高史総主事以下2人を緊急支援チームとしてポーランドに派遣することを発表した。3人は4月上旬まで現地で、様々な支援活動や情報収集を行う。

 国際飢餓対策機構(本部=スイス・ジュネーブ)は、ウクライナ隣国のポーランド東部のルブリン市とスロバキアに活動拠点を確保している。ルブリン市内にある教会も避難場所としてサポートする。

避難場所となっているルブリン市内の教会(写真提供=ハンガーゼロ)

 現時点において第1~第3段階までの活動計画が策定されている。第1段階は、①食料や生活支援キットの配布、②ポーランドにいる難民の一時避難場所を提供。第2、第3段階は停戦を見据えて、心のケアや居住区への帰還支援、生活再建などに取り組む意向だ。ただし、今後の状況によって計画は変更することもある。

ワルシャワのホテル避難者に食料提供(写真提供=ハンガーゼロ)

 すでに第1段階として、ウクライナのキエフ、チェルカースィ、メルトポリにとどまっていたウクライナ人へ食料・緊急キットを配布(3月に入り戦闘激化で中断)し、同ウジホロドで戦火を逃れてきた国内避難民とスロバキアに逃れた難民へ計2800食の食料提供を実施。戦闘が激化している東部でも、避難できない2万人に緊急支援キットの支援を行った。さらにポーランドのルブリン市内で難民のための一時避難場所(滞在最長1年)を設けて、難民の避難生活をサポートしている。

ルブリン市の一時避難所の子どもたち(写真=ハンガーゼロ)

 ハンガーゼロ親善大使でフルート奏者のソン・ソルナム氏は、3月初めに単身ポーランドに入り支援活動をしている。ウクライナから鉄道でポーランドについた難民の心を癒そうと駅のホームや構内でフルートを演奏するだけでなく、国境を徒歩で越えてきた母子家族らのために自ら用意した自動車(10台ほど)で、難民が最初に行かなければならない「移動センター」や首都ワルシャワまで送迎するボランティアとしても協力している。

送迎ボランティア中のソン親善大使(写真提供=ハンガーゼロ)

 ハンガーゼロは、国際飢餓対策機構(Food for the Hungry International)の一員として、18カ国55の協力団体とともに、アジア、アフリカ、中南米の開発途上国で、現地パートナーと協力しあって「こころとからだの飢餓」に応える働きを行っている。ウクライナへのロシア侵攻が本格化した3月初めには、ポーランド国境にある町メディカで支援活動を行う国際飢餓対策機構と協力し、ウクライナ難民を支援することを発表した。

【緊急支援募金の送金方法】
 緊急募金は、郵便振替またはウエブサイトから直接クレジットカード決済が利用できる。記入欄に「ウクライナ緊急援助」と明記の上、郵便振替00170-9-68590「日本国際飢餓対策機構」まで。問い合わせは、ハンガーゼロ広報(Tel 072・920・2225)まで。

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