米公民権運動の黒人指導者、故キング牧師の誕生日に当たる1月15日11時、バイデン米大統領は南部ジョージア州アトランタのキング氏ゆかりのエベネザー・バプテスト教会で説教し、「米国民がキング氏の生涯から学び、社会の分断や過激主義や不正義の解消に向かうべきだと訴え、米国の魂を懸けた闘いは続いている」と語った。
キング牧師の誕生日の時期に同教会を訪れる現職大統領は多いが、日曜礼拝の説教をしたのはバイデン氏が初めて。同教会の牧師を務める民主党のラファエル・ウォーノック上院議員が招待した。ウォーノック氏は同日、民主党か共和党かといった党派や肌の色の違いを超えた連帯の重要さをキング氏が思い起こさせてくれると語った。
ロイター通信は、バイデン氏が2020年に大統領選で勝利した際は、選挙権拡大に向けた働きかけや他の人種差別問題の解決を訴えることで黒人有権者から強く支持されたが、その後はバイデン氏の行動が不十分だと失望を表明する動きもある、と伝えている。(CJC)
海外一覧ページへ
米スコープス裁判から100年 進化論教えた高校教師をめぐる「世紀の裁判」 2025年7月16日
ゼレンスキー大統領 モスクワ総主教庁系ウクライナ正教会首座主教の国籍を剥奪 2025年7月11日
WCC中央委 強力な包摂性を重視 共に地球規模の正義に向けて前進へ 2025年7月11日