同盟教団「教会と国家」委が首相らの伊勢神宮参拝に抗議 2023年2月1日

 岸田文雄首相が1月4日に伊勢神宮を参拝したことに対し、日本同盟基督教団「教会と国家」委員会(本間羊一委員長)は16日、抗議声明を発表した。

 声明では、神道の中心的な施設であり、天皇の祖先を祀っている伊勢神宮に、行政における最高権力者である内閣総理大臣が参拝することは、政教分離を定めた憲法第20条3項および第89条に違反しているとし、伊勢神宮に首相が参拝することは、かつての侵略戦争と植民地支配を肯定し、軍国主義の復活を彷彿とさせるものだと主張。日本が信教の自由と政教分離の原則、日本国憲法の基本理念に立ち返るべきことを強く求めた。

 同委員会は同様の声明を、4日に伊勢神宮を参拝した立憲民主党の泉健太代表と国民民主党の玉木雄一郎代表に対しても発出した。

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