バチカン、オマーンと外交関係樹立 イスラムへの働きかけを拡大 2023年3月6日

 バチカン(ローマ教皇庁)とオマーンは2月25日、外交関係を樹立し、アラブ・イスラム世界との公的関係がさらに拡大した。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。

 共同声明で双方は、相互理解と協力を促進したいと述べ、大使を任命する予定だという。バチカンは現在、サウジアラビアを除くアラビア半島のすべての国と外交関係を結んでいる。スルタン(イスラム世界における君主)国であるオマーンは、半島の他の国々と同様、イスラム教が主流である。オマーンにはカトリックの小教区が四つ、司祭が12人しかいないと、バチカンは別の声明で述べている。

 バチカンは、「関係の改善により、教会が同国の社会福祉に貢献し続けられることを望んでいる」と加えた。

 教皇フランシスコは2019年、アラブ首長国連邦のアブダビを、昨年はバーレーンを訪問。両地で、信仰間の対話を促進するための宗教間会合に出席した。

(翻訳協力=中山信之)

Image by jorono from Pixabay

海外一覧ページへ

海外の最新記事一覧

  • 聖コレクション リアル神ゲーあります。「聖書で、遊ぼう。」聖書コレクション
  • 求人/募集/招聘