【雑誌紹介】 福音宣教 12月号

覚悟と熱意があふれて…

 イエズス会司祭の英隆一朗が、特別企画『これからの社会と宗教を考える』の最終回として3人の有識者との対談を振り返っている。

 最初の対談者平野克己について《彼の話で驚いたのは、何といっても、たった三名の信徒で日曜礼拝を守っているという話だった。カトリックでも地方の教会では、主日のミサの参加者が十数名にまで減少しているところは少なくない。……司祭不足も深刻だが、信徒の高齢化と減少は急速に進行している。完全に諦めムードで、消滅していくことをただ待っているという感じにも見える。そのような流れに毅然として対抗するかのように、たった三名でも主日礼拝を守り続けているのだ。プロテスタントの熱い魂のようなものを垣間見た思いだった》と。《礼拝そのものは最低、二名集まれば成り立つというのだ。つまり、ミサならば、司祭一名と信徒一名で成立するというわけである。それでも主日礼拝をやり抜く覚悟を決めて、二、三名で必死に祈り求めるならば、私たちの教会も何か変わっていくかもしれない》。

 《いくら信徒数が減っていこうとも、少人数で力を合わせて、福音を人々に伝えていく前向きな姿勢が求められているように思う。司祭も信徒も、残された者の間にその覚悟と熱意があふれてくるとき教会は何かが変わってくるのではなかろうか》と。

 3人目の中島岳志との対談の目的を、《旧来の左派・右派というカテゴリーをどう超克していくかであった。あるいは、政治や社会の問題に対して、カトリックは本来どのような立場性を取ることが大切なのかという問いかけでもあった。先生が主張する、「リベラル保守」というのは、まさに今までの保守(右派)とリベラル(左派)の対立を超えるというか、統合するというか、新しい視点を提供してくれるものではないかと思えた》と。

【本体540円+税】
【オリエンス宗教研究所】

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