【雑誌紹介】 イエスも笑った 『福音と世界』2月号

イエスも笑った

 特集『笑うキリスト教』。タイトルには笑わされるが、この特集は、《キリスト教のメッセージを伝える象徴的・中心的な行為のひとつとして笑いを捉えなおしていく。

 牧会の現場ではどのような笑いが求められるのだろう。イエス自身はいつ、いかなる思いから笑っていたのだろうか。あるいはヘブライ語(旧約)聖書での笑いの位置づけとは。

 さらにはコメディ映画とキリスト教のかかわりを再確認し、風刺の笑いの力を最大限に引き出した舞台の挑戦にも学ぼう。これらの探究をつうじて、笑いの背後にある社会構造とそのなかで生まれる人間感情の深奥に迫りたい。いま苦しみのなかで笑うしかないひとが、心の底から笑える日が来るように》と。

 同志社大学キリスト教文化センター教授の越川弘英が『実践神学と「笑い」』、桃山学院大学名誉教授の滝澤武人が『イエスの笑いをとりもどそう!――微笑みと一粒の涙』と、それぞれ「笑わせる」。

 関東神学ゼミナールなどの非常勤講師を務める飯郷友康の『笑いの形――旧約聖書の笑い』は参考文献も多く『福音と世界』ならではの観。

 続いて映画批評家・服部弘一郎『コメディ映画とキリスト教』、『基地に笑いで立ち向かえ!――お笑い米軍基地・小波津正光さんに聞く』となると、これはこれで手ごわい。

【本体588円+税】
【新教出版社】

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