【雑誌紹介】 最初の証言者マグダラのマリア 『信徒の友』4月号

 特集「イースター――最初の証言者マグダラのマリア」。力作の並ぶ中で、「マグダラのマリアを追いかけて――西洋美術は何を描いたか」。山梨県立美術館学芸員の太田智子が《「悔悛した罪深い女性」として描かれてきたマグダラのマリアは、さまざまな側面を持たされたがために、画家の心を揺さぶり人々に支持されてきた。
 描かれたマリアの変遷がそれぞれの時代の信仰心を映し出す。……20世紀、マグダラのマリアは文学や映画の世界で生き続けました。現在では「娼婦」という過去は正され、「使徒の中の使徒」として位置づけられています。
 しかし美術においては、一人の女性の中にさまざまな要素が結合され、罪深さのゆえに救われるという逆説的な面を持っていたからこそ、数えきれないほど多くの、豊かなマグダラのマリアのイメージ(図像)が描かれ続けたのです》と言う。

 添えられた図版10点は精細な情報と共に貴重。

【本体543円+税】
【日本キリスト教団出版局】

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