【書評】『天晴れ!ぶれなかった人たち』 日本史クリスチャン人物伝70 熊田和子

 近現代を生きたクリスチャンの偉人たち70人の紹介。本書がいわゆる偉人伝と一線を画するのは、彼らの偉業よりも、彼らの信仰とその信念に沿った生き方に焦点を当てている点。
 ザビエル、賀川豊彦、内村鑑三などのビッグネームから、戦争混血児の孤児院を作った澤田美喜、パナマ運河の土木技師を務めた青山士など、本書で改めてその足跡を知り得る偉人たちも。また、キリスト教禁制前後の時代に命の危険を冒して日本で活動したJ・C・ヘボンや、M・フランシスの生きざまも深い信仰の賜物だろう。
 それぞれの時代と背景の中で、各人に見合った労苦と為すべき役割を与える神。「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと」(ヨハネ福音書15・16)を想起する。

【本体1300円+税】
【いのちのことば社】978-4-264-03320-2

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