【雑誌紹介】 「福音家族」には牧師の集いも 『福音宣教』11月号

 連載「福音家族」第10回でカトリック東京教区司祭の晴佐久昌英が説く。

 ≪福音家族の一つに「福音塾」という、牧師の集まりがあります。カトリックの神父がプロテスタントの牧師たちの集まりをお世話して、毎月「一緒ごはん」をするという、おそらく日本ではあまり例のない集いでしょうが、これなどはまさしく「他者」を恐れずに迎え入れて、初代教会のように家族になっていこうとするチャレンジにほかなりません≫。

 ≪数年前から提唱してきた、「福音家族づくりによる福音宣教」というビジョンと実践に強く反応したのは、どちらかというとカトリックの人たちよりも、プロテスタントの人たちでした。プロテスタント教会は、もとより小さな家族的コミュニティであることが多く、また福音宣教への熱意の高さにおいてはカトリックの比ではありませんから、福音家族をつくることと福音宣教をすることが実は同じことなのだという気づきは、プロテスタント信仰との親和性が高かったのでしょう。次第に教会を訪ねてくるプロテスタントの信徒が目立ちはじめ、面談を申し出る牧師の数も急増しました≫。

 ≪始めのうちは、各派の牧師たちと個別に対応していましたが、それぞれの牧師のユニークな存在感や宣教への熱意を知るにつれ、牧師たち自身が集う福音家族があれば、それ自体が何よりの福音宣教になるのではないかと思うようになって始めたのが、「福音塾」です。現在は月に一度、カトリック教会に集まって、率直に語り合い、「一緒ごはん」をして、中にはそのまま教会に宿泊していく牧師もいます≫。

【本体500円+税】
【オリエンス宗教研究所】

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