【雑誌紹介】 既成教会は「会堂病」? 『福音と世界』11月号

 『宗教とLGBTネットワーク』代表の中村吉基が「旅する教会――新宿コミュニティー教会の15年半とこれから」と題して書いている。

 ≪恒久的な拠点を持たないまま宣教してきた「教会」として、いつも耳にしていた言葉がありました。それは「一日も早く会堂建築が実現しますように」という教会外(他教会)の人たちによる励まし(?)の言葉です。その言葉に励まされるどころか、ある種のプレッシャーを感じていた私は、決して会堂や拠点が不要であるというわけではありませんが、既成教会は「会堂病」という拠点主義の亡者になっているのではないか、と思うほどでした。私たちの教会が開設される時、教区の委員会で事細かに「どのような場所で」集会が開かれるのか質問が出たという記録が残されています。また、数年後にビルのテナントからビジネスホテルの会議室に移った際にも、宣教を始める時に後押ししてくれた親教会(当時の牧師からは交替していましたが)から「一日も早く会堂建築が実現するよう指導していく」とのありがたい(?)言葉を賜ったのです。そのような折、教団の最高会議の中で、都心の大教会の牧師が「20人以下の会員の教会は教会とは言えない」という発言をしたとも聞きました。》

【本体588円+税】
【新教出版社】

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