【書評】 『東北アジア平和共同体構築のための宗教間対話』 世界宗教者平和会議日本委員会 編

 2017年7月に韓国釜山で開催された「東北アジア平和共同体」構築の可能性と方法について議論する国際シンポジウム「IPCR(韓国宗教平和国際事業団)国際セミナー」の記録。2010年から継続して行われている同セミナーの報告書は本書で6冊目を数える。

 金星坤(キム・ソンゴン)氏(アジア宗教者平和会議=ACRP=名誉会長)による基調講演のほか、「他宗教との対話」「差別と偏見の元をたずねて」「朝鮮半島の平和増進に向かって」「青年の視点」の四つのセッションで登壇した日本・韓国・中国の宗教者ら計15人の報告を収録。

 東アジア情勢が激変する中、宗教関係者が国家や信仰、歴史の違いをどう乗り越え得るのか。青年セッションでの提言「国内外諸宗教対話、協力活動を最優先に取り組む」「宗教資産を活用し、多国間における共同活動を展開する」も手掛かりになりそうだ。

【本体900円+税】
【佼成出版社】978-4333027941

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