【雑誌紹介】 天皇と「上に立つ権威」 『百万人の福音』3月号

 「大嘗祭の何がいけないの?」という疑問に、東京基督教大学学長の山口陽一が、「日本のクリスチャンが、再び躓(つまず)かないために」答える。

 「イエス・キリストにしか救いがない」ということは、突き詰めれば日本の祭司としての「天皇は不必要」ということです。……「日本には天皇は必要」「歴史の終わりまでは天皇がいた方がよい」。こうした考えには、主を恐れつつバアルに従ったイスラエルの民のように、第一の戒めを犯す危険があります。戦時中の過ちを心に刻むべきです。

 日本で神学をしていく時の最大の課題が「天皇制」だと、ずっと考えてきました。それは政治問題ではなく、礼拝と教会形成、神の国の宣教に関わる問題なのです。

 やはり、かなり特殊な形ではあっても神が配置された「上に立つ権威」の一つと見るべきでしよう。国民統合の象徴という特別な役割をもった公務員です。しかし、かつては黙示録十三章の獣のようになったこともあり、非常に危険で、今でもそういう要素を内包している存在であることを忘れてはいけません。

 けれど、天皇そのものが偶像だと言いきれるかというのが私の悩むところです。天皇は人間です、悔い改めて救われるべき罪人です。

【本体562円+税】
【いのちのことば社】

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