【書評】 『セリト、どうみえる?――セリトの願いは地球を救うこと』 ソイラ・ゴンサレス・ベネガス 原作・絵/タケシタナカ 文

 農園の手伝いをしているキューバの少年セリトが、宇宙船に乗り、地球が抱えている気候変動や温暖化、環境問題の現実を宇宙人から知らされて、「みんなで地球の環境を守らなくちゃ!」とメッセージを発信する。巻末には、キューバや温暖化、環境問題に関する易しい資料が掲載されている(カストロが宇宙船を見たという豆知識?は微笑ましい)。

 タケシタナカ氏が、偶然出会った女性の描いたイラストにとても惹かれ、その色づかいに魅せられたことがきっかけで生まれた絵本。絶妙な色合わせと素朴な味わいのあるイラストに心が弾む。

 このイラストを楽しみながら、環境問題というシリアスなテーマに、大人も子どもも向き合うことができるのではないだろうか。

【本体1,600円+税】
【今人舎】978-4905530787

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