【書評】 『イラストで読む旧約聖書の物語と絵画』 杉全美帆子

 聖書にはどんなことが書かれているのか興味を持っている方、西洋の美術作品をより楽しむために、聖書の物語について知りたいと思っている方の「知的欲求」に応えて、「旧約聖書入門書」と「絵画ガイド」を併せた内容。

 よく絵画のテーマになるエピソードを優先的に取り上げ、時代順に紹介することで、歴史読み物としても読めるようにしたと著者。エピソードごとの名画の見どころも、しっかり押さえられている。聖書と物語に関する記述はいたって真面目だが、作者のイラストに描かれた人物の表情や、名画に添えられたセリフと説明がコミカルで、立ち読み時には要注意。

 同じ著者による「イラストで読む美術シリーズ」(ギリシア神話の神々、奇想の画家たち、印象派の画家たち、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ルネサンスの巨匠たち)も併せて読みたい。

【本体1,650円+税】
【河出書房新社】978-4309256191

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