【書評】 『主よ、用いてください 召命から献身へ』 川上善子、福万広信ほか

 プロテスタントの牧師からカトリックの司祭、ブラザー、シスターまで、「召命」を受けた33人が献身に至る経緯を証しする証言集。『信徒の友』連載「神に呼ばれて」に書き下ろしを加えた『神に呼ばれて』『主の招く声が』に続くシリーズ第3弾。

 同じ「献身者」でも、人それぞれにさまざまな道のりがあり、召された後の働きも実に多様であることを知る。これから献身を考えている人だけでなく、すべての信仰者が自らのあり方を見つめ直す副読本にもなる。

 信仰と学問の狭間で、牧師と教師として「用いられた」廣石望氏(立教大学教授)は、これからの教会について「夢と力を持った若い人たちを助けてほしい」「教会もキリスト教徒ではない人たちが安心して集える場所になれば」と提起する。

【本体1,500円】
【日本キリスト教団出版局】

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