【雑誌紹介】 小さく弱いいのちは永遠に輝いて 『カトリック生活』9月号

 特集≪小さく 弱い いのちを見守る≫。「小さないのちを守る」(宮田修)、「あなたの大切な『いのち』(川上誠治)、「生まれてくるいのちを思う心を」(門間美佳)、「いのちは永遠に輝いて~小児がんで旅立った息子が残してくれたこと」(今井久美子)。冒頭の宮田修は、ボランティア組織「生命尊重センター」代表。千葉県長南町にある熊野神社宮司。

 香港在住19年目、香港中文大學非常勤講師・小出雅生の「香港は今――香港の若者たちが守ろうとしているもの」は7月半ばまでの記述だが、混乱の中のカトリックの働きにも触れている。「デモや抗議の折、陳情区やその周辺では祈祷集会がもたれ、よくテゼの歌が歌われていた。プロテスタントの牧師もカトリックの司祭や司教もよく足を運ばれていた。警察隊に向き合い抗議を続ける人たちを囲むように立ち並び『テゼの歌』が歌い続けられた。もちろん、これ以上の暴力を望まない気持ちからだったと思うが、祈祷会の体裁をとれば、政治集会とはみなされないことも大きかったと思う。催涙弾が飛び交うさなか、近くの教会は抗議デモ参加者たちの休息所として開放され、シャワーや食べ物・お茶も提供されていた。特に、催涙ガスから逃げてきた学生たちに夕方のミサでの夏志誠(ハ・チーシン)司教は『警察官個人を敵とみてはいけない』と説教で力強く呼びかけられたのが評判を呼び、一部はテレビでも紹介された」そうだ。

【本体200円+税】
【ドン・ボスコ社】

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