【書評】 『50年以上前からあった「心のノート」――子どもたちと教師の記録』 福田節子

 小学校教諭であった著者が退職まで二十数年使い続けた自作教材「心のノート」。本書は延べ1千冊にも及ぶノートの中から一部を抜粋・編集し、著者の実体験や思い出とあわせて収めたもの。ノートの書き手は、1960年代から90年代まで、担任として受けもった全17学級652人の小学生たち。

 あどけない1年生から多感な時期の6年生まで、すべての学年のノートが紹介されており、学年が上がるにつれ子どもたちの心の成長が感じられる一方、低学年ながら大人顔負けの情感豊かな文章も。

 教育モンダイを論じる大人たちが教科書として作り上げた『心のノート』では、決して培われることのない「心の自由」の大切さをひしひしと感じることができる。

【本体1,800円+税】
【株式会社ヨベル】978-4907486938

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