【書評】 『にゃんこバイブル――猫から学ぶ聖書のことば』 塩谷直也 著/勝間としを 絵

 「犬派」の読者でも、なぜか「分かる〜!」とうなずいてしまうほど、本書に登場する猫の姿は、聖書の言葉を身近に思い起こさせ、納得させ、そして親しみを覚えさせる。

 例えばこの一文。「賢人は、窓から外をじーっと眺め、愚かな若者の行いを観察して記録します。ここを読んですぐに思いました。『あ! この賢人、猫みたい?』」。猫が悟ったような目で、せわしなく歩く人々を眺める様子がありありと感じられ、納得。

 「猫世界の『箴言』が編集されているかもしれません」という言葉も、まったくのジョークではない気がしてくる。もしかすると、私たちはソロモン級の賢人の隣で生きているのではないだろうか。

【本体1,800円+税】
【保育社】978-4586086085

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