【雑誌紹介】 新型コロナ騒動の裏に「内戦」問題 『福音と世界』8月号

 特集「反・内戦」。編集者が前書きで言う。

 「いま、わたしたちは戦争のなかにいる。衝撃的な物言いかもしれないが、この認識からはじめよう。もっとも、それは『人類とウイルスの戦争』(フランス・マクロン大統領)などではないし、その『勝利の証』(安倍首相)に東京オリンピックが開催されるわけでもない。むしろ、そのように言い立てる権力こそが、わたしたちを戦争へと引きずり込んでいるのではないだろうか。敵対線を引き直さねばならない。

 ……本特集は、この内戦にたいする反戦の声である。まず確認すべきは、内戦を引き起こしているのはウイルスではなく、国家と資本であるということだ。アメリカで人種主義にプロテストする人びとの頭上を飛び交う軍事用ドローンはその尖兵だが、これは都市やインフラが人びとの生活に資するものではなくなっていることにも関わる。軍事基地と企業が、生きるために必要なインフラを収奪の道具へと変えるということが現に起きている。この力学をいかに転倒させ、ほんとうに必要なものを手にできるか。グローバルに展開する軍事権力に抗い、やはり越境的な広がりをみせていた反戦闘争の記憶、そして現在世界中で実践されているコミューンに、ビジョンは予示されている。これを継ぎ、反・内戦の担い手となるべきは、わたしたち自身だ」と。

【本体588円+税】
【新教出版社】

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