【雑誌紹介】 がんばらないと愛されない? 『BIBLE&LIFE 百万人の福音』2月号

 新創刊されたものではない。題字下に小さく「百万人の福音――聖書に学ぶ生き方マガジン」。号数「no848」とある。

 特集「がんばらないと愛されないのですか?」。「コロナ禍で、学校で、職場で、家庭で、教会でも…とにかく『がんばって』いませんか。がんばることは悪いことではありません。でも、がんばらなくては人は、そして神様さえも愛してくれない、そう考えているとしたら、何か違うのかも?」「『日本人は「恵み」を正しく理解するのが難しい民族』とも言われます。いのちをすり減らすだけの〝がんばる至上主義〟を手放し、いのちを豊かにする〝恵みによる生き方〟について一緒に考えていませんか」と編集者。

 大阪聖書学院学院長・旭基督教会牧師の岸本大樹が「教会の働きで燃え尽きそうな人たち」と題して「コロナ禍での医療従事者への心のケアがニュース番組で取り上げられていました。コロナ禍で仕事がハードになり、医療従事者のストレスが激増し、燃え尽きてしまう人まで出てきているというのです」と言う。さらに「このことはキリスト教界も例外ではありません。コロナ禍にあって、教会の働きに従事している人たちも同様にストレスが激増しています。礼拝のもち方や教会の運営のことなどで、役員に無理難題を押しつけられている牧師、主任牧師との主従関係で悩む伝道師や教会スタッフ、『牧師夫人』ということで教会内の多様な意見に翻弄させられている牧師の妻などが、ストレスの増加で神経をすり減らし、慢性的な疲れもあって、精神的にギリギリのところで踏みとどまっています。悲しいことですが、既に燃え尽きてしまった方もいます。このような人たちは、がんばらないと、神に愛されないとは思っていませんが、その使命感のゆえに。その働きの特殊性のゆえに、ついつい無理をしてしまうのです」と。

 「所属する群れの内外で信頼できる人たちを見つけて、話を聴いてもらい、祈ってもらってください。『私のことをわかってくれる人がいる。私のために心配して祈ってくれる人がいる』と思えるだけで、ホッとすることがあります。難しいかもしれませんが、休暇を取りましょう。休むことは罪ではありません。そうすることで、息の長い働きができるのです」と筆者は願っている。

 コラム『旬人彩人』は、在米・コロナ&精神科病棟担当牧師の関野和寛。

【本体562円+税】
【いのちのことば社】

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