【雑誌紹介】 「教会の中だからこそ」起こる 『信徒の友』7月号

 特集「ハラスメントと教会」――社会で起きていることは教会でも起きる。苦しむ人が見過ごされていないだろうか。

 「教会の中だからこそ起こること」で関谷直人(同志社大学神学部教授)が「『教会は社会の縮図である』としばしば耳にしますが、そうであれば教会外で大きな問題となっているハラスメントが、『縮図』である教会内に存在しないと考えるのは無理があります。

 もちろん『教会はイエス・キリストの福音に生きる人の集まりなのだから、ハラスメントのような問題は「世俗」の問題であって、私たちの中には存在しない』という形で、この問題を処理することも不可能ではないでしょう。しかし残念ながら、教会の中にもパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントなど、さまざまなハラスメントは現実に存在します。

 いや、『教会の中にも』ではなく、ここではあえて『教会の中だからこそ』ハラスメントが起こるという視点に立って、教会におけるハラスメントを考えてみたいのです。神の前に互いを愛し、赦し、受け入れ合うはずの教会が、実はこうしたハラスメントを見逃し、放置し、助長しさえするような傾向を持っているのではないか、というのがここでの問いです」と。

 「セクシュアルハラスメントはなぜ起きるのか」(川喜田好恵=フェミニストカウンセラー)、「被害者をさらに傷つけないために――学習会を開こう」(金子直子=東中国教区セクシュアル・ハラスメント防止小委員会副委員長)、「ハラスメント相談活動を全国的ネットワークでつなぐ」(清水和恵=セクシュアル・ハラスメント問題全国ネットワーク協議会世話人)。

【600円(本体545円+税)】
【日本キリスト教団出版局】

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