【雑誌紹介】 神さまがどうかしてくれる 『カトリック生活』9月号

 特集「平和を祈念して――深い淵からあなたに叫ぶ」。「『赤波江文雄修道士が語る』十五歳の長崎――すべてを失った夏」。「私のルーツは、長崎県の五島の中通島(なかどおりじま)です。北に突き出た半島の先の赤波江(あかばえ)集落が私の父の故郷で、その地名が赤波江家の由来です。母もそこから南に数キロ行ったところの江袋(えぶくろ)の出身です。どちらもキリシタンの子孫です」

 「十七歳でサレジオ会に入ることになりました。修道生活に入るときに決めたことは、自分からはやめないということです。神さまがかお決めになったとおりに生きたい。神さまがそれをお望みならち続けますという決意です。委ねるということを常に大切にしてきました。自分で決めてしまうというより、神さまに任せて、神さまがどうかしてくれるだろうという人生でした」

 連載「マリアの風に乗って」第一一八回思いっきり叫ぶ(岡立子)。「教皇フランシスコは、教会の中で赤ちゃんが泣いていても、黙らせないでください、とたびたび言う。赤ちゃんはまさに、必死に叫んでいる。聞いてもらえるまで、叫び続ける。それは私たちに、祈りとは何か、を思い起こさせる。教皇は、六月十六日水曜日のバチカンでの一般謁見で、昨年五月より三十八回にわたって続いた『祈りについてのカテキズム』を終了した。教皇フランシスコは一貫して祈りを『対話』として示し続けた、とも言えるだろう。私たちは洗礼をとおして、真に「神の子」となった。神の御子の内に、神の子となった。私たちは『子』であることを関係の中で知り、体験していく。「子」は、独りきりでは、子であると知ることはできない。だから『対話』、だから『祈り』」

【220円(本体200円+税)】
【ドン・ボスコ社】

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