【雑誌紹介】 「自分は自分だ」と言える時が 『BIBLE&LIFE 百万人の福音』5月号

 朝岡勝(東京キリスト教学園理事長・学園長)による連載「信じること、生きること」。第5回「ちゃんと見ていてくれる」。

 「『見られている』と思うと息苦しい。『見られていない』と思うと心細い。『見ていてほしい』と思うと力が入り、さらに『よく見せたい』と思うと嘘(うそ)がまぎれ込む。……そんなことを繰り返しているうちに、本当の自分の姿もよくわからなくなってくる。『気にしない、気にしない』と自分に言い聞かせてみても、過剰な自意識と葛藤する長いトンネルはどこまでも続くように思える」

 「しかし、そういうトンネルを抜ける時がくる。『自分は自分だ』と言える時がやってくる。そしてそれは『あなたはあなただ』という承認と深く結びついている。……『あなたはわたしの愛する者』と呼び、『これから神のわざがあらわれる』と未来に開かれたまなざしをもって僕たちを見ていてくれる。そんなまなざしのもとにあるとき、僕たちはこのお方の前で生きられるのではないか」

 「勝手に妄想するのが、天国に迎えられた時の光景(聖書には書いてありません)。地上で神の国のために働いた一人一人の名前が、それこそエンドロールのように映し出されるような光景を思い浮かべてうれしくなるのだ。だれも見ていないところで為(な)した小さな働きを、ああ、神さまは見ていてくれたんだ、そして今も見ていてくれるんだ、と」

【690円(本体627円+税)】
【いのちのことば社】

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